資金繰り対策
資金繰り対策
利益はそこそこ出ているんだけど、資金繰りが結構厳しい、という企業は少なくありません。
その原因は・・・
経営者は、利益に関しては敏感です。いくらで仕入れ、いくらで売り、コストは大体このくらい、といったような把握はしていると思います。しかし、この中に、毎月の借り入れ金の返済と、預金積立金が入っていないのです。
決算書から見ると、その企業が本来1年間に返済できる金額は決まっているのです。それ以上に返済をすると必ず、資金は足りなくなります。
では現実には、どうしているのかというと、足りない分を金融機関から借りるのです。こうして、資金不足は解消されますが、新規に増えた融資の、毎月の返済金がさらに上積みされる、という悪循環を繰り返します。
そう、問題は金融機関から借り入れする融資の返済期間が問題なのです。金融機関は、できるだけ短期で融資をしたがります。
金融機関から見て、新規に融資ができるうちは、問題はないのです。しかし、業績が悪化し、決算書の赤字が増え債務超過になったら・・・、場合によっては金融機関自体の経営状況が悪くなったら対応は一変します。
そのためには、一度、現在の融資の状況を見直し、また、一方で本来自社で返済できる金額を把握し、適正な融資に組み替える必要があります。
企業規模にもよりますが、融資本数が10本を超えていたら要注意です。また、組み換えをすることにより金利を下げることができる可能性があります。
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